この本を読んだ時、あまりの衝撃に価値観を揺るがされ、その後の人との関わり方が大きく変化していった。
人と他人の違いを認識し、人と人が理解し合うには、どうしたらいいか
今回、紹介させていただくの本は
『自分の小さな『箱』から脱出する方法』
実際に私が、この本に出会ったのは12年ほど前になります。
美容院の店長として初めて一つの店舗を任されました。
それまで、直属の店長に対しての不満と燻りを感じていた当時の私は
「必ず成功させる!」
と社内スタッフの誰よりも意気込んでいました。
※会社は5店舗総勢50名のスタッフが在籍しています。
5名のスタッフと共に心機一転という形で、スタートを切り
自分に美容院づくりのイメージを作り上げていく、はずでした。
今思えば、何もかもが未熟すぎて、自分の力を過信しすぎていたんだとわかった。
スタートして半年経つも、売り上げも思うように上がらず、どうしていいかも、わからなくなり
スタッフに対しては
「思うように動いてくれない」
そんなことまで思っていたかもしれません。
大した成功も収めていない、新米の店長のくせに自分の考えが全てだと調子に乗っていたんだと思います。
もしくは、自分の考えに変なプライドを持っていたのかもしれません。
上手くいかないことの続くある日、社長から報告が入りました。
それは一人のスタッフが、社長に直接退社の願いをしにきたと。。
それを聞いた時、一瞬、何が起きたのか、目の前の視点が揺らぐような感覚で状況がわからなくなった。
自分になにも相談なく、前触れもなくそれは起きました。
しかし、それだけでは踏みとどまらず
スタッフの退社は、その後も2人、3人、4人と。。。
最終的に、一人スタッフが残ってくれた。
本当に残ってくれてありがたかったです。
そのスタッフは、今は道を違えてしまいましたが、感謝の気持ちは忘れずにいます。
しかし、当時の私は完全に心打ちひしがれ、大袈裟でもなく暗闇の中にいるような、いわば
どん底に落ちた
その時に、立ち直れたのは、当時の社長、私の人生の師匠とも言える人のおかげです。
それから自分が成長するために何ができるか、考えていたときに手に取ったのが、
今回紹介したい本です。
この本を読んだ時は衝撃的でした
今までの自分の価値観を大きく変えてくれた一冊
これまでの自分自身の行いを、深く悔いるような感覚を得ました。
この本に出会えて本当に良かったと、10年以上経った今でも感じています。
以下、本についての説明です。
本の内容に関係する「箱」とは
「箱」心の状態を示すもの
「箱」に入ってる状態は、心が閉じている
「箱」から出ている状態とは、心が外に向かっている状態
「箱」に入ってる状態では他者に悪影響を及ぼしている
「箱」に入ってる状態では自分以外の人を攻撃する事が正解になってしまう
「箱」に入ってる時は自分を守りたい時
「箱」に入る時の大抵は面倒臭いと感じる時
「箱」に入る時は、本当の自分がやったらいいと思う事を裏切った時
「箱」に入った時に人は自己正当化する
「箱」は確かに誰もが持っている、その事を認識することが大切だ
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箱とは、一言で言えば、
「自分の価値観で固まっている状態」のことではないでしょうか。
今でも「箱」に入ってしまいそうになることあります。
そんな時は自分を疑う
『今の自分は「箱」に入っていないか?』
自分の中には「箱」が必ずあることを認識していることが大切です。
人は必ず「箱」を閉ざしたくなる瞬間がある。
そんな時に自分が「箱」に入ってることに気づくことができると
ずいぶん楽になります。
内容のまとめ
この本は、日常の制約やルーチンから抜け出し、より自由で充実した生活を築くための方法に焦点を当てています。著者は、心理学的なアプローチや実用的なヒントを提供し、次のようなポイントを強調しています。
- 自己認識と目標設定: 自分自身を理解し、自分の価値観や目標を明確にすることが重要です。
- コミュニケーションスキル: 他の人との良好な関係を築くために、コミュニケーションスキルを向上させる方法が紹介されています。
- リスクを恐れない: 新しいことに挑戦し、失敗を恐れずに成長するための考え方が提示されています。
- ライフバランス: 仕事とプライベートのバランスを取り、ストレスを軽減する方法についてのアドバイスが含まれています。
- 自己啓発と学習: 持続的な学びと成長を促進し、新しいスキルや知識を獲得する方法が説明されています。
この本は、読者が自身の制約を克服し、より充実感のある人生を築くための実用的なアプローチを提供しています。
最後に
この本は私の価値観を変え、人生観も変えてくれた本です。
この本を読んでから、人との関わり方物事への捉え方が前向きに変化していきました。
もし今、人間関係に不安やストレスを感じていたり、人で悩んでいるリーダーの方がいれば
「今すぐ届けてあげたい」それぐらいおすすめできる本です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。