「他人と過去を変えられない」
という言葉を一度は聞いたことがありませんか？
しかし、その原則を覆すことできる、人を動かす方法を教えてくれる本を紹介します。
この本は、人間の行動心理を知ることができる本です。
行動心理というと、ロジカルな印象を受けるかもしれませんが
その本質は、相手を理解することから始まります。
「人を動かす」デール・カーネギー著
僕が初めて店長になった頃に手に取った本です
この本は1936年に発行された本らしいです、今でも読み継がれてるって凄いですよね。
それだけ本質に迫った内容が詰め込まれています。
リーダーとしてスタッフに動いてもらうためにはどうすればいいか
頭を悩ませている時に、手に取った本です。
この本はリーダーとしてだけではなく
人と良いコミュニケーションを取るために大切なことが全て詰まっています。
内容は、受け取りやす異様に実際のストーリーで書かれています。
店長として成果をあげられなかった
スタッフたちが離れていった
過去に自分がうまくいっていない理由を、実感させてくれました。
この本に書いてある事に反していたように思う
さて、ここからは本の内容を少しだけ共有しながら学んだこと
失敗してきた私の店長時代のことを思い浮かべながら書いていきます。
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「人を動かす三原則」
1．批判も非難もしない。苦情も言わない
2．素直で、誠実な評価を与える
3．強い欲求を起こさせる
人は誰しも、よいことをしたいと思って行動してる、
人から非難されたいと思って行動している人はいない
人を指導する立場になると
「間違いは、正さなければいけない」
と、ついスタッフを否定するような言い方をしてしまう。
しかし、スタッフは自分が正しいと思って行動しているから
否定しても素直に受け取ることはできません。
「正しい、正しくない」では伝わりにくいし、
私は相手を傷つけてしまうようなことも言ってしまった。
本当に必要なのは、相手がどう考えて間違いに当たる行動をしてしまったのか
相手の身になって考えて、その人の欲求を考え、その欲求を響かせることが大切なんだ。
本当の指導というものは
スタッフに、自分から「こうしたい！」と強い欲求を持つように導くこと
スタッフに
「自分は重要な人物なんだ」
「自分がやる事に意味があるんだ」
と心から思ってもらえれば自然と行動に表れる
そして
「うまくやってくれた時には心から褒める」
これが、なかなか上手くできない人は少なくないように思います。
そもそも上手く褒めようと思うのではなく、
「心から人の成功を喜ぶことができる人には人がついてくる」
深い思いやりからでる感謝の言葉か、どうかは人は気づくものだろう
人は誰しも、自分が重要だと思っているし、自分が一番だ
それが普通です。
だから人と関わる時は、相手も同じように、自分が一番だという事を忘れてはいけません。
関わる相手の事を、どれだけ考えれるか
たとえ自分の価値観と違っていたとして、
それを否定しても、争いが生まれるだけで望む結果にはなりません。
スタッフのことを否定したところで、納得のいかない顔でうなづくだけで、
その後も何も変わらないのが想像できますよね。
自分の自尊心や感情をキズつけられて素直に納得いく人は、そうはいない。
スタッフの行動を変えることを望むのならば
人の考え方を受け入れる
そもそも価値感は違って当たり前だと認識すること
その上で、自分とは違った価値観をどれだけ理解し受け入れ
自分とは違った価値観を持っている人を尊重できるか
それが、コミュニケーションにおいても、ビジネスにおいても大切なことだと思います。
およそ人を扱う場合には、相手を理論の動物だと思ってはならない。
相手は感情の動物であり、しかも偏見に満ち、
自尊心と虚栄心によって行動するということをよく心得ておかねばならない
少しドライな言葉かもしれないが、これが事実です。
「重要人物たらんとする欲求」は誰しもが持っている
成功の秘訣があるとすれば、他人の立場を理解し、自分の立場と同時に
他人の立場からも物事を見ることができる能力であると。そして
他人の立場を理解するには
その人に強い関心を持つことが一番
店長として私は、スタッフに強い関心を持ててなかったんだと実感しました。
成長して欲しいと思っていなかった。ただ自分の正しさを押し付けていただけだった
人には、その人だけの価値観がある。
人は誰しも自分の人生を生きている。
それを否定することよりも、興味を持って、一緒に楽しもう
今はそんな価値観を持つようになりました。
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この本にはこの「人を動かす三原則」以外の原則があります。
・人に好かれる6原則
・人を説得する12原則
・人を変える9原則
・幸運な家庭をつくる7原則
どれもわかりやすいストーリーで書かれていて、引きつけられる内容が満載です。
ぜひ、直に読んで、感じてもらえたら光栄です。
